土佐三大禅寺-高知県

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重要文化財である愛染明王坐像を安置する土佐市の「青龍寺」や、庭園が国の名勝に指定されている高知市の「竹林寺」をはじめ、ビラン、アコウ、椿など亜熱帯植物が生い茂る土佐清水市の「金剛福寺」、太平洋の白い波涛が吠えたてる室戸岬の突端にある室戸市の「最御崎寺」、参道に四季を彩る花々が咲き誇る南国市の「国分寺」など、高知県内には観光地としても知られるお寺が数多くあります。

そのなかでも“土佐三大禅寺”と呼ばれているのが『宗安寺』、『吸江寺』、『雪渓寺』の3つの禅宗寺院です。

宗安寺(そうあんじ)

高知市を東西に横切る鏡川の上流から流れてきた不動明王を、川の畔に祀ったことが起源とされる『宗安寺』は、別称を「川上不動」とも呼ばれており、四国三十六不動の第17番札所に定められています。

創建は807年(大同2年)と伝えられ、中世には修験の道場として隆盛し、戦国時代に朝倉城主の本山氏により保護され、同家の菩提寺となりました。

お寺には国の重要文化財である「不動明王坐像」、「持国天像」、「増長天像」の3体が安置されています。

吸江寺(ぎゅうこうじ)

剣術流派の1つである無外流の発祥の地とも言われている『吸江寺』は、1318年(文保2年)に北条高時の権政を逃れて土佐へ下った夢窓疎石が、高知市東部に位置する五台山山麓に結んだ草庵を起源としています。

本堂に安置している「本尊木造観音菩薩坐像」、「達磨大師坐像」、「伽藍神倚像(がらんしんいぞう)」の三体は、室町時代後期から江戸時代初期に作れたとされており、禅寺特有の尊像構成を示す貴重な作例として評価されています。

雪渓寺(せっけいじ)

四国八十八ヶ所霊場で2ヶ寺しかない臨済宗妙心寺派の寺院である『雪渓寺』は、観光地として有名な高知市の桂浜より西へ約4㎞ほどのところに位置します。

平安初期、弘法大師空海により開創された当初は、真言宗のお寺で「高福寺」と称していましたが、戦国時代に長宗我部元親が改宗し今日に至っています。

本尊の薬師如来及び両脇侍像は運慶作で、寺宝の十二神将像、毘沙門天及び脇侍像は、国の重要文化財に指定されています。

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